東北教区東日本大震災被災者支援プロジェクト
活動報告 - 2023年の記事
10月の活動報告
◎東日本大震災被災者支援プロジェクト【10月の活動報告】
〔水曜喫茶〕
10月11日(水)に開催。
スタッフを含め5名で開催。
各方面からの差し入れに感謝いたします。
10月28日(土)に、「第7回被災地巡り(閖上・荒浜コース)」を実施しました。一行は5名。
一時天気模様が心配されましたが、雨も降らず「うちなんちゃー号」は順調に走りました。「特養老人ホームうらやす跡」、「名取市震災復興伝承館」、「荒浜小学校跡」と巡り、昼食は「リゾート施設アクアイグニス仙台」に寄りました。
今残されている震災遺構と新しいリゾート施設の狭間で、復興途上の地域の行方を考えました。
(プロジェクトリーダー 浅原和裕)
9月の活動報告
◎東日本大震災被災者支援プロジェクト【9月の活動報告】
〔水曜喫茶〕
9月20日(水)に開催。
スタッフを含め7名で開催。
皆さんお変わりなくお元気です。
9月15日(金)に「メモリアル広畑お茶会」(記念会)を実施しました。懐かしい方々6名、スタッフ7名、計13名で行われました。
残念ながら急なご都合で欠席された方もありこの人数となりましたが、久しぶりに集まった皆さんはお元気で、抹茶をいただきながらお話に花が咲き、お得意の昭和ソングを歌い、また軽い体操で体をほぐして大いに盛り上がりました。
また来年お逢いすることにしてお別れしました。
東日本大震災被災者支援プロジェクトの案内リーフレットが更新されます。どうぞご活用ください。
(プロジェクトリーダー 浅原和裕)
8月の活動報告
◎東日本大震災被災者支援プロジェクト【8月の活動報告】
〔水曜喫茶〕
8月23日(水)に開催。
スタッフを含め6名で開催。
千葉から懐かしい方の参加もいただきました。
皆様の差し入れに感謝いたします。
「水曜喫茶」では一緒にお茶飲み話をしていただける方を募集しています。
10月28日(土)に「第7回被災地巡りツアー」を実施します。教区内のみなさんを対象としてご案内いたします。
12年目を迎えている被災地がどのように変貌してゆくのか、現地に立って実感してみませんか?
HPの「視察記」もご参考にしていただき、是非ご参加ください。
東日本大震災被災者支援プロジェクトの案内リーフレットが更新されます。どうぞご活用ください。
(プロジェクトリーダー 浅原和裕)
7月の活動報告
◎東日本大震災被災者支援プロジェクト【7月の活動報告】
〔水曜喫茶〕
7月12日(水)に開催。
スタッフを含め6名で開催。
抹茶とともに、全国各地の皆様からの差し入れをいただいております。感謝いたします。
皆さん元気にご参加いただいています。
兼ねてより計画しておりました「メモリアル広畑お茶会」は、9月15日(金)に予定しています。
6月24日(土)に行ったプロジェクトメンバーによる被災地訪問の「視察記」をホームページにアップしました。ご覧ください。
閖上・荒浜地区視察記
今後は訪れる地域や遺構を見直しながら、「被災地巡りツアー」のコースを充実させていきます。参加ご
希望がありましたら、どうぞお申し込みください。
プロジェクトの案内リーフレットは更新作業中です。
(プロジェクトリーダー 浅原和裕)
閖上・荒浜地区視察記
6月24日にプロジェクトメンバー5名で被災地の視察研修を行いました。
東日本大震災後13年目となり復興状況の現在を確認し、目で見ておくためです。
今回はリーフレット掲載上のモデルコース③として設定している、名取市閖上地区と仙台市若林区荒浜地区を中心として向かう事にしました。
「うちなんちゃー号」で高速を少し南下すると放射線量0.5~1μSvの表示が左前方に出てきました。福島市の駅前ですら0.125μSvなのに一同「意外と高いなあ」とため息後、多くの犠牲者が出た閖上小塚原地区にある、まもなく震災遺構としては無くなる、元「特別養護老人ホームうらやす」の建物(現在解体中)に到着、改めて当時の避難のむずかしさを知る。名取市震災メモリアル公園の祈りのゾーンでは、津波の高さをモニュメントで実感(8.4m)、祈りを奉げた。日和山ゾーンでは「津波が来るから家を建てるな!」の江戸時代の石碑を確認。人間は過去の人々の諫めを残念ながら簡単に忘れてしまうもの。ここは平らな地形で復興の新しい建物が点々としてあり、いくつかの大きな建物はRC造6階建ての復興集合住宅である。名取市震災復興伝承館にて震災以前の閖上地区の俯瞰ジオラマをみる。当時の住宅や施設の極小模型にこの1件1件に住んでいた人々の名前が入っている。これにじっと見入る。ここにたくさんの人々の生活があったのだ。今でも施設に来た地元の方が模型に名前を入れていくそうだ。水が30㎝溜まったら水圧でドアを押し開くことが出来なくなる、水の抵抗で歩行不能となる体験を、聴いてはいたが実際に体験するのははじめてであった。
今は子どもたちがたくさん集っている名取市サイクルスポーツセンターにて昼食、荒浜地区に入り、貞山堀を越えて「震災遺構仙台市荒浜地区住宅基礎」を経て徒歩で深沼海岸(当時海水浴場は休止中)に入った。サーファーがチラリホラリ海に挑んでいた。大震災後に張り巡らされた高さ7.2m堤防の上から遥かなる大洋を望み、素晴らしい風景に思わずこみ上げてくる声で「津波よ二度と来ないで!」と叫び出したくなった。
RC造4階建てが今でも残る「震災遺構仙台市立荒浜小学校」へ、日頃から地元住民も含め避難訓練が為されていたのでここに避難された方々は全員が救助された。ねじれた手摺や泥にまみれた大時計等、当時の状況のままに保存されている。恐ろしい速さでやってきて見る見るうちに津波で覆われる地域の姿を校内のビデオで視聴する。
少し強行軍でしたが、10時から15時くらいまでかかって視察を終了しました。
現在当プロジェクトは、今後も「3.11の記念祈り」を続け案内リーフレットの改良と伴に被災地モデルコースの見直しを行い、現地活動である「水曜喫茶」の充実を図り、被災地と被災者の現状を全国に発信し続けることで、「日々の祈りと働きとして小さくても、止まることなく―」活動を続けていく所存です。
東日本大震災被災者支援プロジェクト リーダー 浅原和裕