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東北教区東日本大震災被災者支援プロジェクト
活動報告
藤沢聖マルコ教会御一行被災地巡り
2019年5月24、25日に藤沢聖マルコ教会の方々が訪問され、被災地案内しました。
津波被害のあった仙台市荒浜小学校(震災遺構)と名取市閖上地区を巡りました。
まずは荒浜海岸へお連れして被災地の海と嵩上げされた防波堤を見てもらいました。 |
震災遺構の荒浜小学校前に向かいました。 総勢8名の来訪です。 |
案内してくださったのは、 かつて荒浜地区にお住まいでしたが、震災の津波で家を流されてしまった方でした。 自らの体験を語るその言葉には心打つものがありました。 |
小学校の内部に入り説明を受けます。 津波当日は1階部分には濁流と瓦礫、自動車などが窓を破って流入してきました。 |
被災直後の校舎内の様子を記録した写真です。この部分にはめちゃめちゃに壊れた車が押し込まれていたそうです。 |
2階に通じる階段の踊り場まで瓦礫で埋まってしまったそうです。 |
津波被害前の荒浜地区の航空写真で津波の流れ込んだ場所の説明です。 |
次に震災当時の記録ビデオを見ました。 |
自衛隊が撮影した貴重な津波到来の映像が流れました。 |
3階の展示室では防災に対しての展示がされていました。 |
最後にガイドさんから津波防災の現在の状況が説明されました。「伊達政宗が治水の為に造った貞山堀は400年たった今でも その機能を継続していますが、コンクリートの防波堤は持って100年」という話に本当の防災とは何かを考えさせられました。 |
次に閖上へ移動しました。 閖上日和山公園のこの碑には昭和8年の津波被害があった事が刻まれています。 「大きな地震があったら津波に注意しろ」 と刻まれています。 実はこの碑は地元の人でさえ今回の津波被害があるまで忘れさられていたものだそうです。 今回の教訓を生かすために公園整備で新たな場所に固定されました。 |
日和山の上で。 |
最後に日和山の隣にある、津波震災のメモリアルモニュメントを見てもらいました。 |
モニュメントの高さは襲って来た津波の高さを表しています。 天候にも恵まれて、無事案内することが出来ました。 |