東北教区東日本大震災被災者支援プロジェクト

活動報告

4月の活動報告

◎東日本大震災被災者支援プロジェクト【4月の活動報告】

 

4月、宮城県独自の「緊急事態宣言」と、その後出された「まん延防止等重大措置」により、プロジェクトの定期的支援を休止しました。1度、お買い物バス利用者さんたちに、直接対面接触しない形でお米お渡し・声がけ訪問を実行して喜んで貰いました。コロナ感染がいつまで続くのかと大震災後と同じ心理状態に襲われている境遇に遭っても声を掛け合い、気にし合う仲間が居ることが力になると経験しています。

 

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から10年を覚えた矢先の4月13日、政府は汚染水の海洋放出を一方的に決定しました。従来の「漁業組合長と合意して決める」との取り決めを反故にしたのです。「風評被害」は大問題と同時に、実は放射能汚染という実害の問題です。放出による自然環境破壊と、トリチウムがヘリウムに変化して人体に与える影響、すなわち生命を損ない奪う行為と認識しなければなりません。

 

 

昨年10月の日本聖公会第65(定期)総会で「原発のない世界を求める国際協議会」声明賛同と東北教区代議員4名も提出者となった議案「原発のない世界を求める週間」設置が議決され、いよいよ日本聖公会は全体で省エネと自然エネルギーへの転換を目指す意思表示をしました。

 

6月6日の「地球環境のために祈る日」前後に「原発のない世界を求める週間」オンラインフォーラム『原発はやめようよ』が企画されました。第1日目(5月30日)の開会の祈りと講演は公開プログラムで、日本基督教団若松栄町教会員の片岡輝美さんが講師の公開講演は録画され、YouTubeで視聴できます。(各教会に配布されているお知らせをご覧ください。)

 

6月には、原発問題プロジェクトのHPが立ち上がる予定です。

 

(プロジェクトリーダー 司祭 長谷川清純)