教区報
主教コラム
「昨日も今日も、また」2023年11月
9月23日、韓国奥率中央青年修練院講堂でテトス・キム・ホウク(金鎬旭)師の主教按手式が執り行われ、師は第8代大田教区主教に就任されました。式にはフィリピン聖公会、南アフリカ聖公会、インド洋管区、東アジア聖公会協議会、カンタベリー大主教特使など海外からの主教たちも多く参列、日本聖公会からは笹森主教、髙橋主教、高地主教、小林主教、矢萩管区総主事、私と李司祭が参列しました。タンザニア聖公会のマインボ・ムドラワ首座主教が説教され、米国聖公会総裁主教マイケル・カリー師からはお祝いのメッセージが寄せられ朗読披露されました。
大田教区内外から信徒、教役者、シスターら大勢が参列されて、行動の900席は満席で総勢おおよそ一千人が感謝と賛美に満ちて、大きな喜びを持って礼拝が献げられました。私は本当に素晴らしい時を共有していることを実感し、感謝しました。あの熱気、信仰の高揚感をそのまま皆さまに伝えられるものではありませんが、主教按手式はやはり特別で格別な礼拝だと改めて思わされました。
綿密なリハーサルがなされたようで、礼拝は滞りなく進行しました。陪餐後、教区主教着座、全教役者が新主教の前に立ち従順の誓いを交わし、それから全員で会衆に向かって聖歌を奉唱しました。会衆はうっとりと聞き入って、歌い終わると大歓声と拍手に包まれました。信徒たちと教役者たちが一体感に溢れ、一致した瞬間でとても印象深いシーンでした。私は、わずか4カ月前に主教按手されたばかりですが、早くも心新たにされた感でした。今後とも大田教区との祈りの交わりを深めてまいりたいと存じます。現在大田主教座教会は改築中で工事はやや遅れ気味ですが、来年4月には完成予定です。その際には、東北教区から是非お祝いに駆け付けたいと思います。
<p style=”text-align: right;”> (教区主教)