お知らせ
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主教座聖堂に新しいフロンタル
主教座聖堂・仙台基督教会の礼拝堂に、新たな色彩が加わりました。
正面の祭壇両脇にある説教壇と聖書朗読台に教会暦の祭色による掛け布が寄贈され、イースターから用いられ始めています。
「フロンタル」(前飾り)とも呼んでいます。
贈り主は「白」以外の3色は英国のポールとパメラ・ウイリアムス夫妻。
パメラさんの父君、ノエル・ストロング司祭は太平洋戦争前、神戸教区に英国SPGの宣教師として来られ、そこで加藤主教の父君の若き日の指導司祭でした。長い年月が経ちましたが、家族ぐるみの交流が今日に至るまで続いていました。2014年3月、英国のサザーク大聖堂で行われた「東日本大震災3周年記念・追悼礼拝」に加藤主教が説教者として参加した折にも再会。前々から気にしておられたようですが、被災した東北教区、とくに再建している主教座聖堂・仙台基督教会のためにと献金を申し出てくださいました。一応、建築献金ではありますが、とくに礼拝関係のものに両親の記念として用いて欲しいというご希望です。
そしてこれらをアメリカのALMY社に発注する過程で、労をとってくださったニューヨーク在住の聖公会信徒・景山恭子さんが「白はご自分から」とおしゃってくださり、そのようになりました。
「白」はニューヨークから、他の3色は英国からの善意によって捧げられたということになります。
(ウイリアムス夫妻の献金はさらに礼拝堂関係の備品を整えるために今後用いられます)。
各色には、それぞれシンボルの刺繍が施されています。
「緑」には聖家族と3匹の魚(三位一体)、「赤」には炎と鳩、白には十字架にIHS(イエスの意味)と勝利の小羊、紫にはやはりIHSと茨の冠です。礼拝堂に座られた時、どうぞ目にとめていただければと思います。