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お知らせ
「被災の地に立つーフクシマを忘れないー」の記事をアップしました
宣教部では、昨年までの3年間に継続して東日本大震災の被災の地(2012年南三陸【宮城】、2013年新地町【福島】、
2014年釜石【岩手】)に立って、祈り、現地で生きている人たちと出会い、お話しを伺うことを大切にしてきました。
今回はその4回目となり、2015年9月22~23日の一泊二日で『東北教区2015被災の地に立つⅣーフクシマを忘れない-』が
行われました。
原発被災地福島の福島第二原発近くの富岡町まで出向き現地の惨状を目の当たりにしてきました。
現地は写真のような悲惨な状況のままです。(事故原発は第一原発です)❗
放射能汚染の高い地域では 手が付けられず、震災当時のままで放置されたままです。 |
多くの被災した車がそのまま残されています。 |
多くの家屋がいまだに倒壊したままです。 |
危険な状態で放置され立ち入り禁止となっています。 |
校庭に雑草が生い茂り廃墟と化した富岡小学校 |
家屋の中に軽トラックが突っ込んだまま! |
帰宅困難地域の家屋です。
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放射能が高い国道6号線沿いの脇道へはすべて 通行と立ち入りが出来ません。 |
未だに除染作業が続けられています。 |
駐車場設備もへし曲げられたままです。 |
うず高く積まれている放射能瓦礫を入れてあるフレコン(袋)です。 |
今回初日に福島原発被災地を案内していただいたカリタス原町ベースの山田雅之さんです。 |
被災地訪問開始のオリエンテーリングです。 |
越山哲也司祭による開会の祈り |
二日目は新地町の被災地巡りをしました。 |
センターしんちの松本晋さんによるガイドです。 |
大戸浜より津波犠牲者にお祈りを捧げました。 |
磯山聖ヨハネ教会跡地での巡礼 |
荒ミヨ子さんによる津波被災時の生々しい証言がありました。 |
聖ヨハネ教会の犠牲者を悼みお祈りをお捧しました。 |
放射能汚染地域から避難されている雁小屋仮設住宅の方々と交流を持ち「証言」を聞きました。 |
各自分散して意見交換をし、 今問題となっていることを熱心に聞きました。 やはり原発汚染地域は家に帰ることが出来ないことで希望が持てずとても辛いと言うのがほとんどの意見です。 |
◎谷田いづみさんの証言 一時帰宅時に自宅は獣たちに侵入され、部屋中に糞が散乱し、とても住めるような衛生状態ではないと訴えていました。 漏電が怖く、ブレーカーをONに出来ないので掃除は手作業で行ったそうです。 悲しくなる現実を受けとめることが出来ないと話されていました。 |
◎井戸川敬子さんの証言 避難困難地域が解除されても元通りのコミニティーはとても望めず、 帰る気になれないと訴えていました。 |
最後に訪問への記念撮影をしましたが、笑顔になってくれたことが救いでした。
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加藤主教の閉会の祈りの後それぞれの想いを持って現地解散となりました。 |
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