お知らせ
お知らせ
加藤主教の新刊が出版されました
『心を神に ―礼拝への思索と実践―』
加藤 博道 著
加藤博道主教が2001年から2015年までの間に、日本キリスト教団出版局の季刊誌『礼拝と音楽』に寄せたエッセイ14本を中心に、礼拝関係の論文や書評をまとめた、新しい本が出版されました。
わたしたち聖公会の信徒にとっては馴染み深いことですが、礼拝の中の動作やシンボルのこと、洗礼のこと、教会暦(イースターやクリスマス)のこと、「病人訪問の式」や通夜の祈りのことまで。わたしたちを取り巻くさまざまな礼拝の経験から、礼拝の歴史や意味、そして新しい時代の礼拝と祈祷書の方向性を探っています。
ISBN 978-4-88274-282-1
発行:聖公会出版
発行日:2015年6月24日
四六判 272頁
定価(本体2,500円+税)
お問い合わせは聖公会出版へ
∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗
内容紹介《目次より》
第1部
1. 言葉によらない信仰の養い —- 見、聴き、触れ、味わう礼拝の経験
2. キリスト教礼拝における空間と動き —- 聴く信仰・歌う信仰・味わう信仰・歩く信仰
3. 洗礼のシンボリズム —- 「場」と「象徴」から洗礼の深みを思い巡らす
4. 持ち寄ること・分かち合うこと —- 創造力と想像力
5. 礼拝の結びにおける静と動
6. 支配する力ではなく生かし合うために —- 礼拝のリーダーシップを考える
7. 「古くて」新しい三位一体 —- 生ける神の交わりの中で
8. 多様性と一致・自由と秩序 —- 揺れ動いた50年・聖公会の場合
9. もう一つの大切な季節 —- 諸聖徒日(11月)から被献日(2月)まで
10. 聖木曜日・ゲッセマネの黙想 —- キリストの愛と孤独・人間の弱さを黙想する夜
11. イースター「復活徹夜祭」の時間と光をめぐって
12. 伝統的な礼拝に見る「いやし」 —- 「病人訪問の式」を通して
13. 旅立ちの前に —- 夜の静けさの中で —- 通夜の祈り
14. 〈特別寄稿〉実れる田の面は 見わたすかぎり —- 祈り続ける被災地
第2部
1. アメリカ聖公会祈祷書の一聖餐式次第から —- その紹介といくつかの関心
2. 聖公会の聖職位と按手式をめぐって —- 第6回国際聖公会礼拝協議会より
3. 「み言葉の礼拝」の可能性と課題 —- 宣教的礼拝の可能性について
第3部
1. P.ブラッドショー著、荒瀬牧彦訳『初期キリスト教の礼拝 —- その概念と実際』
2. W.E.ポウスト著、木寺廉太訳『キリスト教 シンボル・デザイン事典』
3. 吉田雅人著『特祷想望 —- 「日本聖公会祈祷書」特祷、解説と黙想』
4. P.テイラー著、竹内一也訳『「教会」の読み方』
5. J.キーブル著、今橋朗訳『光射す途へと —- 教会暦による信仰詩集』
6. 西原廉太著『聖公会の職制論 —- エキュメニカル対話の視点から』